保育者ができる気になる行動を示す幼児への支援 (単行本)

応用行動分析学に基づく実践ガイドブック

保育者ができる気になる行動を示す幼児への支援
形式・仕様:
単行本 電子書籍

応用行動分析学で解決する保育場面32のケース

著者 野呂 文行 監修
高橋 雅江 監修
永冨 大舗 編著
原口 英之 編著
ジャンル 応用行動分析学(ABA)
幼児教育
出版年月日 2021/01/25
ISBN 9784761408213
判型・ページ数 B5・110ページ
定価 2,090円(本体1,900円+税)
在庫 在庫あり

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保育現場で子どもたちの示す様々な問題に関する事例を示しながら、問題を解決するために必要な、行動を分析する方法を応用行動分析学の視点から解説する。
●著者紹介(初版第1刷時)
【監修】
野呂文行(ノロフミユキ)
筑波大学人間系教授。博士(教育学)。日本特殊教育学会理事長、日本行動分析学会理事。研究テーマは、応用行動分析学による発達障害のある子どもへの支援方法の有効性に関する検討。
高橋雅江(タカハシマサエ)
心羽えみの保育園石神井台園長。臨床発達心理士、特別支援教育士、保育士として永年子どもたちや保護者と携わり支援をしてきた。小学校の巡回指導や講演も務め、『保護者・保育者向けの月刊誌』で生活習慣アドバイスの執筆にも携わる。
【編著】
永冨大舗(ナガトミダイスケ)
鹿児島国際大学福祉社会学部社会福祉学科講師。公認心理師、特別支援教育士。小学校や特別支援学校に勤務後、筑波大学大学院人間総合科学研究科で応用行動分析学を学びながら、保育所、学校、保健センターなどで支援が必要な子どもに対する関わり方を助言してきた。また、保護者や保育者、教員向けの講演会の講師を務める。
原口英之(ハラグチヒデユキ)
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所研究員。公認心理師、臨床心理士。発達支援センターのスーパーバイザー、保育園のカウンセラー、自治体の発達障害支援に関する事業のアドバイザー等も務め、各地で講演・研修も精力的に行っている。
監修者まえがき
本書の目的と構成
第2章の見方
第1章「どうして だろう?」を明らかにする―行動を分析する方法―
行動を分析し、 解決策を導く応用行動分析学
スキル 1 行動について考えましょう
スキル 2 行動の直前の状況を考えましょう
スキル 3 行動の直後の状況を考えましょう
スキル 4 解決策を考えましょう
解決策を考えるためのフローチャート 1
 増やしたい行動を増やすためのフローチャート
解決策を考えるためのフローチャート2
 減らしたい行動を減らすためのフローチャート
第2章「どうして だろう?」から始まる園児への関わり方
・登園時に泣いてしまう
1 case 01 泣いた後の周りの関わりが泣く行動を増やしてしまったケース
2 case 02 玩具で遊べることが泣く行動を増やしているケース
・遊びに消極的
1 case 03 遊びのスキルが不足しているケース
2 case 04 間違いや注意されることを避けるために遊びに参加しないケース
・友だちの玩具を取ってしまう
1 case 05 欲しいことをうまく伝えられないケース
2 case 06 友だちと遊びたいことを伝えられないケース
3 case 07 適切に関わっていてもうまくいかないケース
・友だちに対して危険な行動をする
1 case 08 友だちとの関わり方が嫌がられる行動になっているケース
2 case 09 負けることに抵抗があるケース
3 case 10 遊びのバリエーションが少ないケース
・「ダメ」と言われたことをする
1 case 11 砂を投げることで担任の先生の注目を得ているケース
2 case 12 遊べる遊び方が限られているケース
3 case 13 望ましくない行動をすることで楽しい結果が早く手に入っているケース
・運動に消極的
1 case 14 活動に取り組んでも上手くいかないために消極的になったケース
2 case 15 活動に参加しても達成感や上手くなったという変化がなくなってしまったケース
・発語が少ない
1 case 16 言葉の発達の遅れが見られるケース
2 case 17 先生や友だちと関わった経験が少ないケース
3 case 18 叱られた経験から話せなくなったケース
4 case 19 注目されることで話すことができなくなったケース
・場面が変わると望ましくない行動が見られる
1 case 20 環境の違いが友だちを押してしまう原因となったケース
2 case 21 注目を得られる環境が望ましくない行動を引き起こすケース
・指示が通らない? みんなから遅れてしまう
1 case 22 言葉の理解が十分ではなく、 友だちの様子を見て活動しているケース
2 case 23 先生の指示に注意を向けることが困難なケース
3 case 24 先生の注目や関わりを求めているケース
4 case 25 活動の内容を十分に理解できていないケース
5 case 26 物の場所や自分の持ち物が分からず準備につまずいているケース
・気持ちの切り替えが困難
1 case 27 時間の見通しがもてないために気持ちが切り替えられないケース
2 case 28 友だちを押すことで 1 番になるというこだわりを満たせたケース
3 case 29 気持ちが高ぶることで友だちを押してしまったケース
・集団活動から離れる
1 case 30 感覚過敏があり大きな音が苦手なケース
2 case 31 活動の終わりの見通しがなく参加できないケース
3 case 32 友だちからの注目が活動から離れることを増やしているケース
第3章 もっと知ろう! 応用行動分析学の理論と応用
先行事象 / 結果事象 / モデリング / 消去 / 分化強化 / 行動の機能 / プレマックの原理 / 機会利用型指導法 / シェイピング/ 課題分析
column
1 嫌子を用いた関わりを行うことの影響
2 プロンプトを減らす方法
あとがき

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