学苑者

 

学生相談ハンドブック 新訂版
日本学生相談学会編
A5判/3500円+税
ISBN:978-4-7614-0815-2

 
 

学生相談を実践するための理念と方法論


●著者紹介(初版時)
日本学生相談学会
全国の大学およびその他の高等教育機関において、学生相談・学生支援に携わるカウンセラーや教職員等、学生の心の成長支援と個別のニーズに応じた援助活動と教育を行う実践家・研究者を会員として1987 年に設立された学会である。前身の学生相談研究会から数えると60 年以上の歴史をもつ。学生相談の理論や方法は、学生の気質の変化や社会の要請に従って、時代とともに変化する。本学会は、時代に即応した新たな知見や実践の成果を、学会誌や出版物の刊行、ならびにウェブサイト等を通して常に社会に発信している。
日本学生相談学会
 
〈編集幹事〉
齋藤憲司
東京工業大学保健管理センター教授/専任カウンセラー
高石恭子
甲南大学文学部教授/カウンセリングセンター学生相談室専任カウンセラー
早坂浩志
岩手大学保健管理センター准教授/学生特別支援室室長/専任カウンセラー
高野明
東京大学相談支援研究開発センター准教授/学生相談所長・ピアサポートルーム室長
 
〈編集委員〉
奥野光
二松学舎大学学生相談室専任カウンセラー
金子玲子
立教大学学生相談所カウンセラー
山中淑江
立教大学学生相談所専任カウンセラー/現代心理学部教授
杉江征
筑波大学人間系教授/学生相談室専任カウンセラー
大島啓利
広島修道大学学生相談室専任カウンセラー
福盛英明
九州大学キャンパスライフ・健康支援センター准教授/学生相談室専任カウンセラー
鈴木健一
名古屋大学学生支援センター副センター長・教授/専任カウンセラー
太田裕一
静岡大学保健センター准教授/学生支援センター学生相談部門副部門長/ 専任カウンセラー

〈執筆者〉
吉良安之
九州大学キャンパスライフ・健康支援センター教授/学生相談室専任カウンセラー
岩田淳子
成蹊大学文学部教授/学生サポートセンター学生相談室専任カウンセラー
中川純子
京都大学学生総合支援センター准教授/専任カウンセラー
齋藤暢一朗
北海道大学学生相談総合センター副センター長・准教授/専任カウンセラー
佐々木掌子
明治大学文学部准教授
大西晶子
東京大学相談支援研究開発センター准教授/ グローバルキャンパス推進本部留学生支援室室員
鈴木佳子
東京経済大学学生相談室課長/専任カウンセラー
池田忠義
東北大学高度教養教育・学生支援機構学生支援開発部門臨床教育開発室教授/ 学生相談・特別支援センター副センター長/専任カウンセラー
吉武清實
東北大学名誉教授
鈴木英一郎
三重大学学生総合支援センター講師/学生なんでも相談室室長/専任カウンセラー
内野悌司
広島修道大学健康科学部教授/学生相談室非常勤カウンセラー
菊池悌一郎
九州工業大学学生総合支援室准教授/専任カウンセラー
杉岡正典
名古屋大学学生支援センター准教授/専任カウンセラー


●目次
第Ⅰ部 総 論
序 章 学生相談の現在
1 今日の高等教育機関を取り巻く状況
2 学生相談界の動向
3 援助職に係る資格の動向と留意点
 
第1章 学生相談の理念と歴史
1 学生相談の歴史に学ぶ
2 学生相談の理念とは何か
3 大学教育と学生相談
4 各校・各担当者にとっての理念と歴史
 
第2章 学生を理解する視点
1 学生生活サイクル
2 学生生活への適応
3 学生のアイデンティティ形成
 
第Ⅱ部 相談・援助活動
第3章 学生相談における見立て
1 現場で求められる事例の見立てとは
2 学生相談における見立ての4つの観点
3 学生相談における見立ての実際
 
第4章 相談の方法と進め方
1 個別面接
2 個別面接以外の方法
 
第5章 来談学生に応じた対応の工夫
1 学生相談における基本的な対応
2 来談学生の特徴に応じた工夫
 
第6章 特別なニーズがある学生の支援
1 障害のある学生
2 不登校・ひきこもりの学生
3 性的マイノリティの学生
4 留学生・留学する学生
 
第Ⅲ部 連携・協働活動
第7章 連携と協働
1 学生相談における連携
2 連携と協働のシステム化とネットワーク
3 連携と協働の実際
    
第8章 大学と学生の危機
1 大学コミュニティにおける危機
2 危機対応と危機管理
 
第Ⅳ部 大学コミュニティのなかでの活動
第9章 学生に向けた活動
1 授業をとおした活動
2 グループをとおした活動
3 ピア・サポート
    
第10章 教職員に向けた活動
1 大学を取り巻く状況と教職員
2 教職員に向けた活動の視点
3 教職員に向けた活動の実際
 
第11章 保護者に向けた活動
1 今日の学生期の親子関係
2 学生相談の一環としての保護者支援
3 学生相談機関が提供する保護者支援の一例
      
第12章 広報と情報発信活動
1 さまざまな方法での学生相談の周知
2 学生の援助要請行動を促進するための学生相談活動紹介の工夫
3 学生相談活動の発信に関する国内外の状況と今後の展望
 
第Ⅴ部 学生相談を支えるもの
第13章 システムの整備
1 システム整備という課題
2 組織としての学生相談機関の土台
3 学生相談機関の運営
4 学生相談機関の発展・充実過程
5 学生相談機関の質の保証と評価
 
第14章 学生相談カウンセラーの研鑽
1 研修の機会
2 研修の領域
3 事例検討の機会
4 大学カウンセラー資格の取得と継続研修
 
第15章 研究
1 学生相談における研究の意義と方向性
2 研究の方法
3 研究活動の実際
4 研究の公開
 
第16章 学生相談における倫理
1 学生相談におけるさまざまなルール
2 学生相談における法令遵守
3 学生相談における契約履行
4 学生相談における専門家倫理
5 学生相談における研究倫理


相談・援助活動の進め方、関係者との連携から広報や倫理まで、学生相談を実践するための理念と方法論を提示する。高等教育と学生をめぐる大きな変化に対応するための道標となる1冊。