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エコロジカル・ソーシャルワーク
カレル・ジャーメイン名論文集
C・ジャーメイン他著 小島蓉子編訳 著
四六判/上製 2548円(税込)
ISBN:978-4-7614-9202-1
問題をもつ人々を専門家が治療するという枠組みを超え、生活環境そのものをソーシャルワークの対象とする“生態学的”理論の登場。
●目次
第1章 ソーシャルワークの新しい波
1 「現在」を理解するためのキーワード
2 新しい視点と実践モデル
3 新時代のソーシャルワークサービス
第2章 時間:ソーシャルワーク実践の生態学的な変数
1 生物学的時間
2 心理学的時間
3 文化的時間
4 ソーシャルワークサービスと時間
5 交互作用現象としての時間
6 不確かな未来への希望
第3章 空間:ソーシャルワーク実践の生態学的な変数
1 空間のメッセージを読む
2 空間概念の発達
3 住居に潜む危険信号
4 空間的行動を読む4つのキーワード
第4章 ソーシャルワークと教育
1 視点を変えるために
2 心理的・社会的環境としての公害
3 全体的視野からの教育実践
4 専門家養成のための教育
5 新しい専門職目指して
第5章 ソーシャルワーカーの資質:アイデンティティ・力量・自律性
1 ソーシャルワーカーは専門家か?
2 ソーシャルワーカーの二つの責任
3 理論は熟している
4 生物学的視点の4つの特徴
5 医療ソーシャルワークにおける実践
第6章 人間と環境の交互作用
1 環境の中の人間
2 環境への介入
3 交互作用とは
4 交互作用としての対処
5 様々なレベルにおける介入
6 滋養豊かな環境を!
第7章 学校ソーシャルワーク
1 ソーシャルワークに特有な機能
2 ソーシャルワークの二重の機能
3 学校ソーシャルワーカーの役割
4 問題が起こる前に
5 学校そのものを変えていく
第8章 段階モデルを越えて
1 段階モデルは正しいか?
2 コーホート理論
3 性と年齢の交差
4 愛着理論
5 赤ちゃん像のコペルニクス的転回
6 人生初期に運命が決まるわけではない
7 非段階理論の萌芽
8 多様な発達の道筋
第9章 治療モデルから生活モデルへ
1 新しい福祉観の到来
2 生態学的視点におけるキーコンセプト
3 生物学的アプローチの応用範囲
4 生活モデルアプローチ
5 評価と介入
6 開かれたモデルを目指して
第10章 実践における生態学とは何か
1 視点とその背景
2 生態学的な視点での実践概念
3 実践方法とワーカーのあり方
4 日本での生態学的ソーシャルワークの芽生え
●帯
ソシャルワークにおけるパラダイムの転換!
一番ヶ瀬康子氏推薦
いまやかつてないほどの激変の時代である。このような時代に、いままでの科学とりわけ近代諸科学のパラダイムの転換が厳しく指摘されているのも、当然のことといえよう。そして、そのなかで、直接人間に関わる社会福祉のとらえ方、またソーシャルワークの在り方に関わる論が変わらなくていいはずがない。……わが国は、東洋思想につながるホーリズムの伝統を忘れず、なおかつ新しい普遍性を求めるという、模索中の段階にあると思われるが、このような時期にあって、ジャーメイン博士の理論から学ぶことは、きわめて大きいと言える。 |