|
子どもたちの福祉施設
人間的成長と自立をめざして
内山元夫著
四六判/並製 1575円(税込)
ISBN:4-7614-9906-0
著者の経験に裏打ちされた確かな視点と、愛情豊かな養護論は、現場のケアワーカーに多くの示唆を与えるだろう。
●目次
第1章 子どもの施設の現状
第2章 施設の日常生活
第3章 遊び
第4章 勉強
第5章 不適応行動
第6章 動物との暮らし
第7章 建物と設備
第8章 孤児院から小集団養護・家庭支援へ
第9章 ケアワーカーの労働
第10章 ケアワーカーに求められるもの
●推薦文
わが国においても近年来子どもの虐待や放任等の量的増加と質的悪化が急速に進行しているなかで、これらの子どもや家族に対応する児童養護施設の治療・教育性の高い専門的養護への期待は大きい。また、わが国でも1995年に国連・子どもの権利条約を批准・発効して以来、子どもの権利尊重の理念や施策等も徐々に充実してきている。
児童養護施設の子どもたちのための養護理論や方法論について、多くの著作等が刊行されているなかで、本書は観念的でなく、施設の日常生活の食・衣や日課を始め、遊び、勉強からペット等に至るまで、要点を網羅した解説が清洌な泉のように述べられている。さらに、ケアワーカーが最も悩む子どもの不適応行動や、労働のあり方等についても、著者ならではの、深い学識と、子どもへの温かい人間愛を根底にケースワーカー・グループワーカーとしての多才な実践経験を基盤に、深い洞察と示唆に富んだ文面に満ち満ちている。
前著の事例集『施設の子どもへの援助』と共に現任ワーカー及び児童養護を志向する学生諸君やボランティアにとって最適のテキストとして推薦したい。
東京育成園長・日本ソーシャルワーカー協会副会長 長谷川重夫
*所属は刊行時のもの
|