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親が見て肌で感じた
アメリカ障害児教育の魅力
佐藤恵利子・佐藤裕編
四六判/並製 1470円(税込)
ISBN;4-7614-9803-X
自閉症のわが子を連れてアメリカに行き、現地の障害児学級で学ばせた体験を、親の立場から綴った手記。米国の先進的なとりくみを紹介。
●目次
第1章 マディソンへ(裕)
旅立ち
拒絶と適応
マーチング・バンド
第2章 地域の学校へ(恵利子)
転 校
我が家で行なわれた評価
個別教育計画(IEP)作成会議
満足のいく準備期間
第3章 順調な学校生活(恵利子)
登校初日
哲平の適応
多岐にわたる学習内容
マットから受けた講義
第4章 グッ・ジョブ、テッペイ! (恵利子)
連絡帳
哲平の進歩
休み時間
米国では哲平が就労できる!
第5章 サマーキャンプ(恵利子)
準 備
個別活動
集団の中で
第6章 哲平の成長(恵利子)
哲平の日本語
育ち盛り
あいまいな予告は禁物
ホームシック?
第7章 ハンディを保障する社会(裕・恵利子)
チームメイト(裕)
ショウウッドヒルズの子どもたち(裕)
多様な社会がもたらすもの(裕)
やり直しのきく人生(恵利子)
障害者が豊かに暮らすということ(恵利子)
第8章 旅 行(裕)
フロリダ・オーランドのディズニーワールド紀行
シカゴ美術館
アリゾナ砂漠紀行
ケンタッキー乗馬ツアー
第9章 帰 国 (恵利子)
小学校とのお別れ
ありがとうマディソン!
[巻末資料] 個別指導経過報告書
●推薦文
(前略)哲平君の担任のマットは、「私のゴールはあなたやあなたの家族の幸せです。だから家族の要求度の高いものから取り組んでいきたいと思っています」と言うが、この言葉には、地道な教育実践からくる自信と誇りがうかがえる。もちろん、IEP(個別教育プログラム)の作成を義務づけた「全障害児教育法」や「障害をもつアメリカ人法」(ADA)という法的なバックアップがあるにしても、日々の教育実践の中での積み重ねが居心地の良い社会をつくっているに違いない。
「歯みがきや洗顔などを教える手順を教えてほしい」と言うと、マットはすぐに課題分析して文章にして持たせてくれる。学校で、テーブル拭きを教えてほしいと言うと、その場で課題分析して手順を組み立てる。マットは、間違いなく応用行動分析の理論と技法をきっちりと習得している。また、手をヒラヒラさせる常同行動を減少させるために、机の上に手形のシールを貼る方法も応用行動分析の技法の一つであるDRI(対立行動分化強化)手続きである。
この本では、哲平君のIEP(個別教育プログラム)が作成され、それが実践されていく様子がとても具体的に描かれている。とりわけIEPの作成やその実践に応用行動分析のさまざまな技法が取り入れられているのを目の当たりにして、応用行動分析を専門とする研究者としてとても誇らしく思えてくる。(中略) この本は障害児教育にかかわる人たち(教師や保母、保護者や施設職員)だけでなく、個に応じた教育、個性を尊重しようとする人たち、リハビリにかかわる人たちにぜひとも一読してほしい本である。 (序文より)
発達教育研究所アトム主宰、薫英女子短期大学講師 谷 晋二
*所属は刊行時のもの
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